2022-これから10年活躍できる人の条件 神田昌典

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これからの日本人はチャンスに満ち溢れている

今回は、神田昌典さんの著書「2022-これから10年活躍できる人の条件」をご紹介します。

神田昌典さんは、上智大学卒業後、外務省経済局に勤務、海外勤務を経験され、重要な外交の場面にも従事されています。その後、独立し経営コンサルタントして多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では日本一のマーケッターにも選出されています。

私は今年になって初めて神田さんの著書に出会いました。それから神田さんの著書を読み漁り、神田さんが様々な活動を行っておられることを知りました。メルマガ、YouTube、Zoomを使ったオンライン朝活、これら神田さんが発信されている情報に触れるなかで、神田さんの明るくて知性があふれ常に前向きな姿勢にいつも刺激を受けています。

今回ご紹介する本書は、2012年に出版されたビジネス書ですが、今読んでも新鮮で斬新な内容に感動を覚えます。

そしてこれからの日本人はチャンスに満ち溢れている。と神田さんは言い切っておられます。

それでは本書で私が心動かされたセンテンスをいくつかご紹介します。

日本を立ち直らせる日本のモデルは日本である

神田さんはまず日本のこれからをこのように予言されています。

これから日本は、どのような価値観を持つ時代を始めようとしているのか?
2015年には私たちには何もないことを知ることになる。いったい、何が無いのか?
おそらく人間の心について、そして人間の可能性について、何も知らなかったことに、初めて気づくのだと思う。この「圧倒的な欠落」を埋めるために、次の歴史サイクルが本格的に始まることになる。
欠落を埋めていくために、明治維新以降は、ヨーロッパがモデルになった。終戦以降では、アメリカがモデルになった。
ところが、今回の歴史の転機では、日本には、まったくモデルがない。それは、なぜなら、
おそらく日本が世界のモデルになるからである。

ソニーがウォークマンで、ホンダがF1で、世界から賞賛を浴びていたころは、日本が永遠に世界のテクノロジーのリーダーとして活躍するんだ世界の覇権を担うんだ、というある種の錯覚に私たちは陥っていた。

だが、今や、テクノロジーのリーダーはGAFAを擁する米国であり、BATHを擁する中国がもうすぐ追いつき追い越す勢いだ。

じゃあ日本は?トヨタがかろうじて見え隠れしているぐらい。あとは?日本には何もないんじゃないの。この「圧倒的な欠落感」。2012年に神田さんはすでに予言していた。

だが、この欠落感を埋めるための、これからのモデルは、米国でもなく中国でもなく、日本が世界のモデルになるというのです。

日本に引き籠もるか、アジアで活躍するか?

神田さんは、これから日本人は、日本に生きるのではなく、アジアに生まれてきた、と思うべきである。と言います。

世界の成長エンジンとなる東アジア諸国の共通点とは? 答えは「儒教」だ。
日本、中国、台湾、香港、マカオ、韓国、北朝鮮、
この儒教を共通に持つ東アジアの国々が儒教経済圏を形成し、21世紀における世界のリーダーになるだろう

2030年以降、中国に代わって大きく成長をはじめるのが、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムをはじめとした東南アジア諸国。その後はインドが躍進。

日本に引き籠もるか、アジア人として活躍するか?
世界経済の成長エンジンとなる、アジアに生まれてきた!これはどれだけすごいことなのか?

これからはアジア人として活躍する視点を持たなければならない。
その未来を切り開くフロンティアに私たち日本人がいるのだ。

日本はここ数年、年間100万人の人口が減少しており、超高齢化社会が到来すると言われています。
一方で東南アジアはまだまだ人口増加をつづけ、若いエネルギッシュな人々が増えることでしょう。

消費活動や新しいアイディアが東南アジアからどんどん生まれて、東南アジアが世界の経済をけん引する時代が来るのです。

すでに中国は、この近い将来を見越して東南アジア、そしてアフリカ諸国で活発に投資活動を行っています。

私たち日本人は、今でも日本だけで何とかやっていけるから、、、と、悠長にしていると、あっと言う間に世界は次の段階に進んでいき、日本が世界から忘れられれるか、どこかの属国になってしまいます。そんなことを危惧する人は少なくないんじゃないでしょうか。

未来をはばむ、三つの壁

神田さんは、2024年には会社は無くなると警鐘をならされています。

未来をはばむ会社の三つの壁

1、会社では社員が育たない
2、会社では、無から有を生み出す経験が積めない
3、一部の仕事をしている社員が抜けると、会社には何も残らない

会社という存在が消えてなくなるというよりも、「器」にとらわれない社会がはじまると言ってもいい。要は、緊急性が高まる社会問題に対して、「器」に使われるのではなく、「器」を使いこなす社会ができあがるということなのである。

実際問題、キミがやるべきことは三つ

1、まず海外留学。まず英語。そして中国語。
2、二つ目はボランティア体験。
3、三つ目は、優秀な人材が集まる場所の空気を吸え。
  生活のためだけに金を稼ぐような仕事には、関わるな。
  とにかく無理目を狙って、優秀な人がいそうな場所に近づけ。

日本人は世界のリーダーだ。それを自覚せよ、ということだ。こじんまりと、まとなるな。
つべこべ言わずに、世界に出ていきやがれ。

私は今まで、中国語をかじり、英語はかじろうとしてその先に行けず、ボランティアはというと、そんなことする前に、まずは自分の生活だろう…と言い訳しながら踏み出せず、社会人30年が過ぎてしまいました。

これから社会に出ようとしている若者に向けた神田さんの強いコトバが、もうすぐ定年を迎えようとしている私の心にも響いてきます。

イン・フォメーションから、エクス・フォーメーションへ

神田さんは、歴史サイクルが大きくシフトする時代には、圧倒的な自己変革型、「トランスフォーミング・マインド」が必要だ。と言います。

「現実をみろ」というアドバイスは、聞くな
自分を超える決意が、あなたのキャリアを安定させる

変革リーダーになるための鍵は「エクス・フォーメーション

イン・フォメーションとは、その言葉どおり、内に形創る。外からの情報を受け入れて、自分の中に認識を形創ることだ。

それに対して「エクス・フォーメーション」とは、自分が求めている世の中を創っていく。
個人の内なる気付きを世界に向けて表現し、さまざまな社会問題を解決していく知識創造を加速できるのが、エクス・フォーメーションなのだ。

知識創造時代における、成長の四段階

1、イン・フォメーション    個人にフォーカスし個人能力をスキルアップ
2、インター・フォーメーション 身近なチームと交わり、自分で自分を知る
3、エクス・フォーメーション  自分の世界を外に創り始める
4、トランス・フォーメーション それぞれが世界観を持っている人とつながる 

知識だけでなく、行動を重視する。
自己変容ができる精神「セルフ・トランスフォーミング・マインド」を持ち、組織を超えて連携し社会自体を変革する。

最近、特に情報をアウトプットすることにフォーカスした本が多く出版されていてベストセラーになっている。それに感化されて私もアウトプットすることを少しは考えるようになった。

今から8年前、神田さんは、アウトプットも大事だが、それだけではなく、それぞれの世界観を持つ人とつながる「トランス・フォーメーション」まで行うことが、自己変革を起こし、社会変革を起せると言います。

やはり、神田さんのような時代を創っていく人、そんな人をプロデュースできる人は、実践力が半端ないんでしょうね。

神田さんがいつも仰っている「やり抜く力」これです。

40代が、時代のはざまに架ける橋

神田さんは、若者だけでなく40代に対しても喝を入れてくれています。(ちなみに私は50代です)

私は、2024年には、会社は無くなると言った。
会社も、社員も、それだけのインパクトを考えて、この時代の転換期を乗り越えていかなければならない。

時代が移り変わるときには、どうしようもなく犠牲が生じる。その犠牲を最小限にしていくために、いままで話してきた私の考えを整理すると、次の四点になる。

1、会社は自社の競争力の源泉となっている文化を把握すべき。それを軸に据えたうえで、積極的に外部リソースを使うことで、スピード感のある組織に変わってくる。

2、ここ十数年、会社の経営効率化が進む中で、現在、息苦しく感じている社員は、おそらく「革新性」「共感力」にすぐれた人材、環境を変えることにより、再び能力を発揮する。

3、定年後も働かなければならない時代では、40代になったらライフワークを自らはじめられる力をもつべき。

4、希望退職を受けても再就職先を見つけるのが困難となっている現在、会社は40代社員に新規事業立ち上げの知識・経験を提供すべき。

これは自分の仕事だと思えるプロジェクトが現れたときには、それだとわかる。もう疑問なしにわかってしまう。なぜなら、その瞬間に、リスクという言葉が脳裏から消えるからである。

本当に熱中できる仕事に、リスクはない。

50代の私はもう会社人生そろそろ先が見えてきたかな。という感覚になることもあるが、人生100年時代と言われる今、これからの人生をもう一度エキサイティングなものにしたいと、ふと思うことがあります。

神田さんは最後にこう話します。

結局、死というのはエゴである。自分で死に方を決められるものではないし、死に時を決められるものでもない。人間ができることは、その日まで、生きるということである。そして生きている限り、生きることをあきらめてはならない。

いま誰かの笑顔を、10年後に出会う笑顔を浮かべてほしい。
10年後、あなたは、どんな自分になっているのか?
誰をハッピーにしているのか?
そのとき、日本はどのように輝いているのか?

このページに未来を描くのは、あなたである。
ぜひともに歩み、新しい世界の扉を開こうじゃないか。
私も元気に活躍し続けていることを約束しよう。

私より年配の神田さんのエネルギッシュな力強いコトバに感銘を受けました。

私は今52歳。40代も50代も同じです。私たちの人生はこれからが本番です!
さあやってやろうじゃねーか!と、その気にさせる1冊です。

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