いますぐ書け、の文章法

おすすめの本
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この本との出会い

今回は、堀井憲一郎さんの「いますぐ書け、の文章法」をご紹介します。

堀井さんは中学時代から漫画家を目指されて早稲田大学に入学し漫画研究会に所属、漫画研究会ではやくみつるさんと同じ時期に所属していたそうで、やくみつるさんのすごさに圧倒されて漫画は断念、大学を7年かけて卒業後に作家としてデビューされたそうです。(ウィキ情報)

今回ご紹介する本は、堀井さんが数年にわたって編集ライター講座の講師を務められた経験から、「うまく文章が書けなくて困っているみんな」を対象に文章法のなんたるかを痛快に叩き込むといったような内容の本となっています。

この本を読もうと思ったのはこんなことがきっかけです。

サラリーマンの私は会社で報告書を書いたりはしていましたがブログ記事や本の書評など全くやったことがありませんでした。

サラ禅をやりはじめてから、ほかのブログサイトを見ることが多くなりました。
人気サイトはどんなことをしているのか?

この記事を書いている時点で38万人登録のユーチューバー、マナブさんのマナブログではブログ初心者おすすめ7冊が紹介されていました。

この7冊の中でいちばん安かった新書「いますぐ書け、の文章法」をまず購入してみました。

実は文章法というと国語の教科書のように退屈なんじゃないかなと勘ぐっていたんですが、いい意味でその裏をかかれました。

痛快におもしろいし、笑えるし、それでいて文章法が学べる。

文章はサービス。読む人の立場で書け!

まず最初にこんなことを堀井さんが言います。

うまく書きたいと思っているのに書けない場合、どうすればいいのか。
うまく書きたいと思わなければいい。

P11

なんと、ありがたいお言葉。この一文だけで私の気持ちはスゥーッと軽くなりました。

そして、堀井さんは「です、ます」と「だ、である」なんてどうでもいいし、一人称かどうかなんてどうでもいい。と言い放ちます。

この先の文章を読み進めると、確かに「です、ます」と「だ、である」がバンバン混在して出てくる。逆にそのほうが変化があっておもしろい。しかも記憶に残ります。

この本は堀井さん流の金言の宝庫です。その中から4つだけピックアップします。

文章を書くことの根本精神はサービスである

P16

あなたは「何ものにも優先して、とにかく読者のことを一番に考えていますか」
という問題なのだ。
サービスです。

P17

どういう文章を人はおもしろいとおもうのか。
「しらなかったことを知る」
そのとき、人は面白いと思う。

P52

文章を書くのは、人を変えるためである。

P52

プロの物書きである堀井さんの金言が心にグサグサと刺さります。

人を変えるものを書く。自分を変えた驚きを伝える

堀井さんが講師をしているライター講座の課題として出されたラーメン屋レポートの話題が実におもしろい。

ラーメン屋のスペックを正確にレポートしてきた生徒に対して、
「で、そのラーメンはうまかったのか、まずかったのか?どっちなんだ」と聞きます。
「ふつうでした」と答えた生徒に。「なんじゃそら…」

世の中の時事ネタをさも正義感をもって一般的な批評を書く素人の文章に対して、堀井さんは「あにいってんだか…」

堀井さんはこんな文章がいい文章だといいます。本文を引用します。

人に話をして楽しいこと、自分が好きなもの、そこから始めるのがよろしい。
そのときに発する熱が一種異様さを帯びると、その対象に興味がない人も惹きつける。

P75

自分が驚いて自分が変わった体験を書くから人をを惹きつけ人を変えられる。

何か文章を書かないといけない状況になったからといって、今話題になっている時事ネタやバズネタを引っ張ってきて、真面目に作文してハイ出来ました。みたいな文章は退屈でしょうがない。ということです。

後半は、文章のテクニック的な内容がいくつも書かれています。

これも、通り一遍な文章作成ノウハウではなく、右脳に響くような面白い表現で文章の組み立て方を開示されています。

冷静と情熱のあいだ

P74

直観

P91

冒頭の一人称、文末の「思う」は不要

P109

「コロンボ」あるいは「古畑」と文章

P113

「が」と書きたくなったら

P125

辞書を引くんだ。ふーん。

P132

なんのこっちゃよーわからんタイトルが段落冒頭に次々出てくる。

でも内容を読んだら「なるほどなぁ」となります。

ここでは詳しく説明しないので、この本を購入して読んでみてください。

あなたも「なるほどなぁ」となります。

営業マンは読んどくべきです

私たちサラリーマンは小説とかコラムとか書くことはほぼありません。

だから、文章法なんて必要なくない?と思うでしょう。

そんなことありません。

私たちサラリーマン、特に営業マンには必須の文章法がここには書かれています。

だって、文章はサービスなんだから。

営業マンはモノを売っていたとしても、付加価値としてのサービスをモノに付加してお金に変える仕事である。サービスを売っている営業マンはなおさらですね。

文章法のノウハウ本としてカテゴライズされてはいますが、楽しめるエッセイとして、文学作品としてもすぐれた一冊だと思います。いやすぐれた一冊です。(いいきる)

私は超右脳人間です。左脳が退化してるんじゃないかなと思うぐらいです。

この本では、次々と右脳に響く表現がでてきます。

だから面白いのです。

文章力アップで売上アップしたいサラリーマン諸氏には必読の一冊です。

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