スタンフォードの自分を変える教室

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実験に裏付けられた「意志力」とは

今回はケリー・マクゴニガルさんの「スタンフォードの自分を変える教室」をご紹介します。

ケリー・マクゴニガルさんは、ボストン大学でで心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で心理学博士号を取得、現在はスタンフォード大学で最も優秀な教職員に贈られるウォルター・J・ゴアズ賞をはじめ数々の賞を受賞。各種メディアで広く取り上げられ、『フォーブス』の「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれた方です。

今回ご紹介する本は、ケリーさんが担当されているスタンフォード大学の超人気講義で、心理学、神経科学から経済学まで、最新の科学的成果を盛り込み、受講した学生の97%の人生に影響を与えた「驚くべきレッスン」を書籍化したものです。

意志力を操れるようになれば自分を変えられる

この本では、数々の実験結果から「意志力」により自分を変えるいくつものレシピが紹介されています。そのなかでこれはぜひ実践したいと思うことを取り上げました。

目標に関係のある強化法をやる。
今週の「やるべきこと(やる力のチャレンジ)」と「やってはいけないこと(やらない力のチャレンジ)」を決め、自己コントロール筋を鍛える。

やる気とドーパミンを結びつける。
ずっと先延ばしにしていることがあるなら、どーぱいん神経細胞を活性化させるものと結び付けてやる気を起こす。

根拠のあるストレス解消法を実行する。
運動、瞑想、入浴、音楽、家族と過ごす、犬と散歩する、趣味をする。

10分待つ
どんな誘惑を感じても、必ず10分間は辛抱して待つようにする。その10分のあいだに売湯枠に打ち勝ったらいつか手に入るはずの報酬のことを考える。

未来に行って「将来の自分」に会う。
将来の自分の姿を想像する。

意志力の「免疫システム」を強化する。
他の人たちの意志力の失敗に感染しないように、一日の始まりに数分間、自分の目標について改めて考える時間をもつ。

「鉄の意志をもつ人」のことを考える。
お手本にしたい人のことを思い浮かべ、あの人ならこんな時はどうするだろう、と考える。

欲求を受け入れる、ただしそれに従わない。
欲求を感じたら気を紛らわそうとしたり、否定したりせず、落ち着いてそれを認める。そして、欲求に負けないように、自分にとって大事な目標を思い起こす。

自分の中の様々な自己と折り合いをつける

最後にケリーさんはこんなふうにまとめられています。

私たちの中には何人もの自己が存在します。目先の快楽に走ろうとする自己、大事な目標を忘れない自己。

自己コントロールとは、そのようなさまざまな一面を理解できることであり、まったくちがう人間に生まれ変わることではありません。

しっかりと自分をコントロールできる人は、自分と戦ったりしません。自分の中でせめぎあうさまざまな自己の存在を受け入れ、うまくコントロールしているのです。

自己コントロールを強化するための秘訣があるとすれば、科学が示しているのはただひとつ、注意を向けることがもたらす力です。

すなわち、行動を選択すべき時はそれをしっかりと意識して、ただ漫然と惰性に従って行動しないように注意すること。

「自己認識」は、自分が困難なことや最も大事なことを行うときに、つねに力をかしてくれます。

それこそ意志力とは何たるかを最もよく表しているでしょう。

この本は、実験による裏付けられた科学によって証明されている理論によって「意志力」を的確にとらえ、私たちにその意志力の高め方を教えてくれます。

自分自身は変えることはできない。ありのままの自分を受け入れながら、自分の中の様々な自己と向き合い、コントロールすること。この本が教えるレシピを実践すれば、自分が本当になりたい自分へと一歩ずつ近づける。と思わせてくれる本でした。

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