経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる

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今回は蔭山克秀さんの「経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる」という本をご紹介します。

蔭山克秀さんは、代ゼミの公民科の講師をされています。生徒からは「先生の授業だけは別次元」と公民科No1講師として人気を博しているそうです。
塾講師というと「今でしょ!」の林修先生をはじめ、国語、英語、数学といった代表的科目の講師に人気が集まるように感じますが、マイナーな公民科の先生が人気なんて、よっぽど面白い授業をされるんでしょうね。

さて、私がこの本を読もうと思った理由ですが、最近特に経済学の古典を読みたいという願望が芽生えて、いくつかの古典翻訳書を手に取ったのですが、どれも難解で頭に入ってこない。同じセンテンスを何回読み直しても理解できない。といった状況で挫折をしかかっていました。

そんな時に本屋で見つけたのがこの「経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる」です。

タイトルを見ただけで救世主のように輝いて私の目に飛び込んできました。
次の瞬間には手に取っていました。

目次を見てみると歴史上の経済学者の名前と読みたいと思っていた古典や最新のベストセラーまでがずらりと並んでいます。これ全部読んだら一生かかっても読めるかどうか??途方もない…と思わせる重厚感です。

ですが、この重厚感たっぷりの名著がたったの270ページの新書に収まっているのです。
しかも、蔭山先生は3か月でこの50冊を読み切ったそう。
先生はこの難解な経済学書を1冊あたり1~5ページほどにすべて要約している。

要約だけではありません。
蔭山先生は独自の視点でズバズバと評価されていて、良ければ高評価、悪ければバッサリと低評価をつけていくという潔さ。忖度なし。これが人気塾講師たる所以なんでしょうね。

経済学の名著50冊とありますが、西洋哲学や社会学の分野の古典としても知られている名著も取り上げられています。そして数学や自然科学なんかも関係しています。

経済学って、かね勘定の学問という見方をされたりしますが、もともとは哲学者が考えるような人類の繁栄のための学問であり、その中身は哲学、政治、宗教、社会学、人類学、数学、自然科学…など、さまざまな学問を混ぜ合わせた学問なんです。

このことは、ある一冊の経済学書や古典を見るだけではピンと来ないかもしれませんが、今回の「ざっと学べる」を読んだことで改めてそう感じました。経済学って大海のような宇宙のような本当に深くて広い学問です。

こんなことを感じさせてくれる蔭山先生の「ざっと学べる」は、取り上げられている50冊の名著にも匹敵する名著なんじゃないでしょうか?

ぜひ皆さんにも読んでほしい本です。
これからの人生、この本を拠り所にしてこれから50冊の名著を制覇していきたいと思います。

蔭山先生ありがとうございます!

最後に皆さんが読みたくなるように、この本で紹介されている経済学の名著50冊を上げておきます。

  1. 『国富論』スミス
  2. 『人口論』マルサス
  3. 『経済学および課税の原理』リカード
  4. 『経済表』ケネー
  5. 『雇用・利子および貨幣の一般理論』ケインズ
  6. 『経済学の国民的体系』リスト
  7. 『純粋経済学要論』ワルラス
  8. 『経済学』サミュエルソン
  9. 『統治二論』ロック
  10. 『経営行動』サイモン
  11. 『財政理論』ブキャナン
  12. 『セイラー教授の行動経済学入門』
  13. 『マクロ経済学入門編』マンキュー
  14. 『隷従への道』ハイエク
  15. 『経済発展の理論』シュンペーター
  16. 『資本主義と自由』フリードマン
  17. 『グルーグマン教授の経済学入門』
  18. 『入門経済学』スティグリッツ
  19. 『企業とは何か』ドラッカー
  20. 『ナッシュは何をみたか 純粋数学とゲーム理論』ナッシュ
  21. 『波乱の時代』グリーンスパン
  22. 『リスク・不確実性および利潤』ナイト
  23. 『社会的選択と個人的評価』アロー
  24. 『人的資本』ベッカー
  25. 『正義論』ロールズ
  26. 『自動車の社会的費用』宇沢弘文
  27. 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』ウェーバー
  28. 『資本論』マルクス
  29. 『狂気とバブル』マッケイ
  30. 『アニマルスピリット』アカロフ/シラー
  31. 『21世紀の資本』ピケティ
  32. 『経済学原理』マーシャル
  33. 『コンドラチェフ経済動学の世界』岡田光正
  34. 『大転換』ポランニー
  35. 『有閑階級の理論』ヴェブレン
  36. 『帝国主義論』レーニン
  37. 『経済学の本質と意義』ロビンズ
  38. 『動態経済学序説』はロッド
  39. 『近代世界システム』ウォーラースティン
  40. 『ゆたかな社会』ガルブレイス
  41. 『消費社会の神話と構造』ボードリヤール
  42. 『ムハマド・ユヌス自伝』ユヌス
  43. 『貧困の克服』セン
  44. 『大脱出』ディートン
  45. 『経済学原理』ミル
  46. 『ゼロ・サム社会』サロー
  47. 『ソロスの錬金術』ソロス
  48. 『厚生経済学』ピグー
  49. 『貧乏物語』河上肇
  50. 『奴隷なき道』ブレグマン

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