【アウトプット大全】学びを結果に変える 

ビジネス
この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク

アウトプットの化け物が書いた人生の処方箋

今回は、発売以来70万部を突破した自己啓発本のベストセラー、樺沢紫苑さんが書かれた「アウトプット大全」をご紹介します。

この本は多くの書評ブロガーにも取り上げられていて、あの有名書評ユーチューバーのサラタメさんが取り上げ34万回視聴されていることでも話題になった本です。

樺沢紫苑さんは、精神科医でありながら作家としても30冊の本を出版されていて、そのほかにもメルマガ、Facebook、Youtubeを毎日更新し、セミナーも毎月2回以上行われているという自ら大量アウトプットを実践されているアウトプットの達人です。

自称、日本一アウトプットをしている精神科医の樺沢紫苑さんは、どんなことを実践してここまで大量アウトプットを実現しているのか?

この本は、インプットとアウトプットのバランスを整え、学びと自己成長することに成功した樺沢さんの人生の処方箋の数々が書かれています。

アウトプットしないと自己成長しない

読書をする人は多いと思います。ただし、たくさん本を読んだから自己成長できると思ってはいけない。と樺沢さんは言います。

自己成長は読書の量、すなわちインプットの量ではなく、アウトプットの量だと。10冊読んでアウトプットしないのは全く意味がない。これはただの「自己満足」だと。成長する人とは、3冊読んで3冊アウトプットする人。つまりアウトプット量が多い人であり、「自己成長」はアウトプット量に比例する。

「読む」「聞く」がインプットで、「話す」「書く」「行動する」がアウトプット。一言で言うと、アウトプットは「運動」である。そして記憶は、書いて覚える、声に出して覚える。これを「運動性記憶」といい、この「運動性記憶」が記憶定着のカギとなるなんだそうです。

今、学生や社会人のほとんどが、インプット主体でアウトプットをしていないと言います。その比率は3:7ぐらいだそうです。アウトプット不足が成長しない原因だと。そしてコロンビア大学の研究結果をもとに、最も成長できる効果的なインプットとアウトプットの黄金比率は3:7だとしています。

ポジティブな言葉と表現が幸せをつくる

アウトプットは多いほうがいいということはわかるけど、じゃあなんでもアウトプットすればいいかと言えばもちろんそうではありません。

人の悪口や愚痴を言う人もアウトプットをしているのですが、ネガティブな言葉が多い人は仕事も人生も生活もうまくいかなくなる。発する言葉をポジティブにするだけで、仕事も人生もうまくいく。成功したければポジティブな言葉を増やそう。目安としてはポジティブな言葉がネガティブな言葉の3倍以上は必要だ。

と言われています。そして見た目や態度という「非言語的コミュニケーション」は、何を話すかよりももっと重要だとしています。

外見、表情、視線、姿勢、動作、ゼスチャー、服装、身だしなみなどの「視覚的情報」と、声の調子、声の強弱声質などの「聴覚的情報」が重要としていますが、いろんなことに気を配ると不自然になってしまうのでとりあえず笑顔で堂々と話をするということを心掛けるだけでも、今までよりずっとコミュニケーションはうまくいくでしょう。

ギブ&ギブ、そして断る?

精神科医の樺沢さんの本ということもあり、脳科学や心理学の話題が豊富なのですが、その中でも、「返報性の法則」という心理学の法則について樺沢さんは言及されています。

「返報性の法則」とは、人に親切にされた場合、その親切をお返ししないといけないという気持ちになる心理のことです。デパ地下で試食をしたら何となく買わないと悪いなと思うあの気持ちです。

この心理を使うと何かを人に頼もうとするとき、まず自分から相手のために何かをすることで相手にお返ししたいという気持ちが湧いて引き受けてくれる。ギブ&テイクですね。

樺沢さんはここで、ギブ&テイクの精神ではダメだといいます。最初から見返りを期待すると相手に見透かされてしまい見返りは帰ってこないと。

ここは、見返りを期待しないで、ギブ&ギブの精神に徹しよう。そうすることで自分が困ったときに助けてくれて、協力してくれるようになるんだと。

ただ、樺沢さんは「断ること」も重要だと言います。

断らない人は自分が本当にやりたいことに対し得、エネルギーと時間を振り向けることが出来なくなる。つまり、断らない人は確実に不幸な人生を歩む。

断ることで特にデメリットは生じない。むしろ断ることでたくさんのメリットが得られる。

「ギブ&ギブ」と「断ること」一見矛盾しているようですが、自分の人生の優先順位を決めておくことで、常に同じ基準で判断し行動する。そうすると一貫性があり周囲からの理解も得られる。ということなんでしょうね。

なかなか難しそうですが、実践してみたいと思います。

人に説明することで記憶に残す

インプットしただけでは記憶には残りません。インプットしたことを人に説明することで「意味記憶」から「エピソード記憶」に変換され圧倒的に記憶に定着するんだそうです。

ただし、人に説明することは簡単ではありませんよね。そういう私も人に何かを説明することがとにかく苦手です。心の中では言いたいことがあってもなかなか人にうまく伝えられないし、人も真剣に聞いてくれないような気がするんです。だから人に話をすることが億劫になって、ますます人と話をしなくなってしまうのです。

樺沢さんは「上手に説明するための7つの方法」を示しています。

1、大きな声ではっきりと話す
2、堂々と自信をもって話す
3、最初にポイントを話す
4、話は短くシンプルに
5、例を使う
6、権威を使う
7、数値を使う

7つもあって全部やるのは難しいですが、笑顔で堂々と自信をもって大きな声ではっきりと話せば、難しいことは2の次でそれなりに上手に説明できるんではないでしょうか。

体験を書き出す

どんなにすばらしいインプットをしても。アウトプットしない限り、時間とともに忘れていくそうです。

インプットとは、本を読む、映画を見る、YouTubeを見る、Webを見る、人から聞く、そして、ひらめく。これらのインプットはアウトプットにより初めて人生に生かすことができます。樺沢さんはこのようにおっしゃっています。

思考の軌跡を1冊のノートにすべて残す。

アウトプットするタイミングはインプットの直後。頭の中にある情報を写真のように残す作業をする。感動や気付きをパチリと写真に収めるようにノートに書きだすのが最も効果的だそうです。そしてノートには気づきとToDoを必ず書くことが大事だと。

樺沢さんはA4ノートを使っておられますが、私はどこでも書けるようにポケットに入るメモ帳サイズのものを使っていますので、これを継続したいと思います。

プレゼン資料の書き方

私はサラリーマンであり営業マンでもありますので、会社ではプレゼン資料を作ることがよくあります。ですが、いつも時間がかかってしまい、なかなかうまく作れないのです。樺沢さんはプレゼン資料の作り方にもアウトプット視点で私たちにわかりやすく教えてくれています。

まずアナログとデジタルを使い分けること。
抽象化のアナログ。具体化のデジタル。
全体を大雑把にとらえるアナログ。詳密、精緻に詰めていくデジタル。
鳥の目のアナログ。虫の目のデジタル。

具体的にはこうです。

1、ノートを使ってアイディアを出す。「知的作業」
2、MS-Wordでアウトラインを使って構成を決める。「知的作業」
3、Powepointを使って一心不乱にスライドを作る。「運動作業」

作成方法を端的に示唆していただいていて、私でもすぐに取り組める方法で明日からでもやってみたいと思います。

圧倒的に結果を出す人の行動力

樺沢さんは「自己満足」を「自己成長」に変えるには何よりも行動することが大事だと。言われています。

インプットしてアウトプットをする。そしてフィードバックを繰り返す。インプットで得られた気付きを行動に移し現実を変えて自己成長する

そして、ビジネスにおける究極の成功法則は「続けること」。つまり習慣化するということですね。

樺沢さんは続ける秘訣をこう伝えています。

1、「今日」やることだけを考える。
2、楽しみながら実行する。
3、目標を細分化する。
4、結果を記録する。
5、結果がでたらご褒美をあげる。

歯を食いしばって死ぬ気で頑張ってもモチベーションは続きません。楽しみながら、今日1日の小目標に取り組んで結果がでると、幸福ホルモンのドーパミンが分泌されて継続につながるんだそうです。

今日やることだけを考える。まさに禅で言う「而今」ですね。

さらに、本書の後半では結果を出すための具体的なアウトプット法を数々取り上げておられます。

人に教える。集中する。チャレンジする。まず始める。やってみる。楽しむ。決断する。言葉で表現する。完成させる。率いる。笑う。泣く。怒りをコントロールする。眠る。運動する。危機管理する。時間管理する。日記を書く。健康について記録する。読書感想を書く。情報発信する。SNSに書く。ブログに書く。趣味について書く。

これ全部できればさすがに人生うまくいきそうな気がしますが、全部はさすがに無理だ… やっぱり樺沢さんのような特別な人しかこんな事できないよ…と思ってしまいます。

ですが、冷静に見るとちょっとした心のスイッチの切り替えでできることばかりですよね。情報発信や読書感想、ブログなど、私には実際にやっていることも多いんです。

つまるところ、できないと不安に思う「ネガティブモード」から、できる自分への「ポジティブモード」へのスイッチ切り替えがすべての始まりなんだと思います。

禅に達磨大師と弟子の慧可の問答を伝えた「達磨安心」という公案があります。弟子の慧可は達磨大師にこう願い出ます。「いくら修行を重ねても、不安というものがなくなりません。どうか私の不安を取り除いてください」 達磨大師はこう答えます。「不安というものに実体などない。自分の心が勝手に作り出しているにすぎない。

ネガティブは自分が作り出した妄想です。ポジティブモードへパチン!とスイッチを切り替えて、インプットを3割、アウトプットを7割、気付きをフィードバックして行動する。そして継続する。

これで幸せな人生を送れること間違いなしです!

では、また!

コメント