ゆる〜い禅 一日一禅!今日からはじめる

おすすめの本
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本の概要 ~簡単なルーティンで心を整えられる~

今回も枡野俊明さんの多数の著書の中から「ゆる〜い禅 一日一禅!今日からはじめる」をご紹介します。

枡野俊明さんは曹洞宗徳雄山建功寺の住職でありながらその活動範囲は多岐にわたります。多摩美術大学教授、ブリティッシュコロンビア大学特別教授、作家、日本造園設計代表で庭園デザイナーとしても世界的に活躍されています。

仕事でのつらい出来事や人間関係の悩み、将来への不安、自己嫌悪感、こんな感情に苛まれて毎日苦しい思いをして生活をしている。何とかこの暗いトンネルから抜け出したい・・・
この本は、そんなトンネルから抜け出したいと願っているサラリーマンの方におすすめの一冊です。

この本は、禅の思考で毎日簡単なルーティンを行うことで、心を整えることができ、それを続けると人生そのものが豊かになる。ということを優しくイラスト付きで解説しています。初心者の方でも簡単に取り組める禅ルーティンの手引書となっています。

禅というと、厳しい修行やストイックな生き方を思い浮かべるかもしれませんが、そんなことはありません。禅はふつうの生活のあらゆる場面で生かすことができます。(P6)

本の構成 ~朝、昼、夕、夜 禅的行動で心を整える~

本文は以下のように時間帯別に各Partに10項目前後紹介されています。

Part.1 朝の禅
Part.2 昼の禅~仕事~
Part.3 昼の禅~人間関係~
Part.4 夕方の禅
Part.5 夜の禅

スピリチュアル系や禅、マインドフルネスをテーマにしたものは多く発刊されていますが、そのほとんどが心の置き方について精神論的な説明をしているものが多いようです。そんな本の多くは、物事の考え方を変えることにより行動を変えようそうする。そうすると結果が変わる。とされているものが少なくありません。順番としてはこうなります。

考え方を変える → 行動が変化する → 結果が変化する

ですが、この本は誰もが簡単に取り組めるちょっとした行動が何パターンか紹介されています。心にフォーカスするのではなく、まずは行動にフォーカスして、それを習慣化してしまおうということです。行動を変えると習慣が変わるそうすると心が変わる。そして結果が変わる。ということを優しく伝えていただいているような感じがします。
順番で言うとこうなります。

行動を変える → 習慣が変わる → 心が変わる → 結果が変わる

心が整っていないときに心を変えようとしてもなかなかうまくいかないものですが、ちょっとした行動からまずは変えてみる。それなら自分でもできるかもしれません。

サラ禅おすすめの一節

この本では、いつもの行動そのものにちょっとした禅的思考をくっつけて習慣化しようというものがいくつか紹介されています。いつもやっている習慣にプラスアルファするだけなので取り組みやすいのです。たとえば通勤電車の中での「いす禅」「立禅」です。

ストレス源はいうまでもなく(中略)通勤電車です。その“苦行”に耐えているだけではイライラが増すばかり。ここは禅の発想で気持ちを切り替えて落ち着かせ、心を整えるひとときに変えていきましょう。「立禅」「いす禅」を行うのです。(P24)

月曜日の通勤電車は特にサラリーマンの皆さんの暗いよどんだ雰囲気が社内に漂っています「また辛い1週間がはじまるのか…」というような気配をそこかしこで感じます。こんな時には「立禅」「いす禅」です。どうせ通勤するんだからこの時間で禅を実践してしまいましょう。何か特別な行動をすることなくすぐに取り組めます。実践方法はP25で詳しく説明されています。

もう一つ、いつもの行動に簡単に禅的思考を取り入れられることを紹介します。

一日を有意義にすごすには「オン」と「オフ」の切り替えが大切です。自宅に戻ってからも、仕事のことを考えていたのでは、身体も心も休まりません。切り替えるいい方法があります。「結界」を設けるのです。お寺には山門があり、神社には鳥居がありますが、あれがまさに結界。そこを超えることで、心を清らかなものに切り替え、ご本尊さまやご神体の前に立つのです。(P102)

サラリーマンなら誰しも、会社から夜遅く帰宅しても仕事のことが頭から抜けず家族との食事や語らいもなく、会話があったとしても上の空なんていうことがあると思います。そんな状態だと家庭が幸せになるはずもありません。この一節では帰宅の行動自体を心を整える行動に変える超簡単な方法がこの一節で紹介されています。

サラ禅おすすめの読み方

この本では簡単に取り組める禅思考のルーティンが60パターン掲載されていますが、これをすべて実践することはおそらく難しいと思います。ですので、私がおすすめするこの本の活用法をご紹介します。

・まず、朝、昼、夕、夜 それぞれ1つ以上取り組むテーマを選んでみる。
・そしてまずその実践を1週間取り組んでみる。
・そして週末にまたこの本を読み返す。
・4つの実践ができていればもう一つずつ実践を増やしてみる。
・また週末にこの本に立ち戻り実践ができているかを確認する。
・そしてもうひとつずつさらに実践を増やしてみる。
・これを繰り返す。

こんなふうに取り組むと週単位で心がより良く整ってくることを実感できるはずです。
どちらかというと、考え方を変えるテーマよりも、行動を変えるテーマのほうが取り組みやすいと思います。考え方が変えられないから皆悩んでいるのでしょうから。

私は今、以下のテーマを取り上げて実践を心掛けています。これらはどれも普段の習慣にプラスアルファでできるので、無理なく行うことが出来るものばかりです。

最高の1日をスタートさせる「30分早起き」(P14) 
心がスッキリする「10分掃除」(P18)
やる気スイッチをONにするデスクの片づけ(P36)
二者択一のときは「縁」と「新」(P50)
どんな人にも自分から挨拶する(P72)
「愛語」を使う(P76)
心を切り替える三つの結界(P102)
通り道の神社やお寺に寄る(P108)

サラ禅が思う、この本が最もかたりかけたいこと

最後のセンテンスでは枡野さんが最も大事なことを私たちに語りかけてくれています。

どんなことがあった日も、その日は自分でなければできなかった貴重な経験をすることができた”かけがえのない日”である(日々是好日)と捉えることが出来ます。心地よいことをして過ごす時間もそうですが、大切なのはすべてにおいて、「いま」に集中することです。過ぎ去ってしまった過去やまだ訪れてもいない未来に思いを向けるのはやめましょう。できることは「いま」にしかないのです。(P142)

まさに「而今」という禅語が生き方の基本となるのでしょうね。

同志のみなさんぜひこの本を手に取ってみてください。そして少しずつ実践してみてください。

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