【把手共行】手を取り合えなくても心を取り合えれば共に進める

家族と社会
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新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の中、大型連休後半初日に入りました。
外出自粛要請により東京では移動自粛率が40%を上回り一定の効果が出てきています。
(移動自粛率はYahooがデータを発表しています。)

ですが、今日も東京都で160人以上の感染者が確認されていて今だ新型コロナの脅威は衰え知らずという状況です。

そんな中この連休の期間中は、家で家族と過ごす時間が多いのではないでしょうか。

いつもなら、大学生の息子と娘はこの時期ほとんど家に居ないのですが、今年は大学が休校となり友だちとの遊行もできない状況で、今年の長い連休をほぼ自宅で家族と一緒に過ごしています。

普段は私とあまりコミュニケーションをとりたがらない次男と長女も、今は毎日同じ時間を過ごしているので、いやでもコミュニケーションをとらざるを得ない状況となっています。そのため、いままでより会話も多くなり(会話がかみ合わないときも多いですが)、それなりに親子間の距離が近くなっているような感じがしています。

ただ、すでに独立している長男はすでに所帯をもって遠方で生活しているので、この大型連休は実家に戻ることなく電話やLINEで連絡を取り無事を確認しあうような状況です。

私の家族はまだいいほうですが、ご子息が遠方の大学で下宿生活、遠方へ就職して一人暮らしとなりますと親御さんはさぞ心配なさっているのではないかと思います。

こんな禅語がありました。

把手共行 はしゅきょうこう

文字通り、「手をとって共に行く」という意味です。

仏教書の『無門関』には、「達磨大師と手を把って共に行き…」と記されていますので、師匠と呼ぶべきメンターと手を取り合って同じ方向を向いて共に歩んでいく。という解釈となりますが、普段のお寺の講和などでは、もっと身近なこととして「不安な時でも、大切な家族や友人と手を取り合って共に歩んでいきましょう」という意味でとらえられていることが多いようです。

ただ、今は新型コロナウイルス感染症のが蔓延している状況下で、外出自粛や三密制限といった人と人が物理的に寄り添うことが出来ない状況となっています。近くに居て手を取り合ってということが出来ない状況です。

ではどうすればいいか?
これはもう現代の技術の粋を最大限活用するしかありません。

そうです。インターネットのオンライン環境を活用するのです。まず電話でつながる、そしてeメールやSNSでつながる、最近ではSkypeやZoomを使えば顔を見ながらの会話が簡単に出来るのです。

夫婦、親子、上司部下、同僚、今まで物理的には近くに居ながら、すぐにでも手を取り合うことも出来る環境に居ながら、なぜか遠い存在となってしまっています。

ですが、意外と物理的に近くに居て声を掛け合うよりも、遠方であってもオンラインでつながるほうが心の距離が近く感じたりするものです。

今コロナの影響で物理的には遠く手を取り合うことが出来ない環境であったとしても、インターネットのオンライン環境を使って、逆に「心」でつながれるような近い存在になれれば、コロナとの闘いも前向きにとらえられるのではないでしょうか?

新型コロナウイルス感染症との闘いは大型連休後もまだまだ続くことが予想されています。これからのコロナ共存時代は、オンライン環境を使って、どれだけ人が心でつながれるかが勝負になってくるでしょう。

連綿と受け継がれてきた禅語を言い換えるのは不謹慎かもしれませんが、今のコロナ共存時代にはオンラインでの心のつながりで共に歩むために、「把手共行」「把心共行」と言い換えたほうがいいかもしれません。

みなさん、くれぐれも、手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒、そして不要不急の外出はしないよう、各自一人一人が自覚してこの事態を乗り切りましょう。

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